勝田は自身2度目のラリージャパンに向け、スペシャルカラーリングを施したヘルメットでラリーを戦う。この特別仕様のヘルメットの推しポイントを紹介してもらった。
「今回オレンジを入れました。秋の紅葉じゃないですけどモミジと、それとやっぱり富士山ですかね」
「富士山を後ろに入れています。そこはどうしても入れたかったポイントです」
「今回カッレ(・ロバンペラ)もスペシャルヘルメットを用意してて、(「カッレ勝タカ」と)僕の名前もヘルメットに入れてくれてと、彼なりにメッセージをサプライズでしてくれているので、そういった想いも含めて、一緒にポディウムに立てるようにお互い頑張りたいと思います」
最後にフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)の同期で、親友でもある平川亮が来季2024年のマクラーレンF1でリザーブドライバーを務めることとなり、実際にF1マシンをテストドライブしたことについてコメントを求めると、「応援したいですし、いつかチャンスを掴んでレギュラーで出てほしい」とメッセージを寄せた。
「もともと僕もカートからFCJ、フォーミュラ3とやってきて、平川選手とはずっと戦ってきた同期のライバルで、お互いにF1を目指して戦ってきた仲でもあります。親友だからというのもありますし、自分が当時諦めた夢を、今でもそういったかたちで追いかけいるのでその分より応援したくなりますし、いつかチャンス掴んでレギュラーで出てくれたらと思っています」
「本人は今ある状況の中で、WEC世界耐久選手権も2年連続でチャンピオンを獲って、できる限りのすべての仕事をこなしているので、やっぱりそういった意味でドライバーとしても尊敬していますし、親友としても尊敬しているので、僕も親友として恥じない結果でこのラリーを終えられるようにしたいと思っています」
2022年以上の結果を望む日本のファンはもちろん、チームメイトの想いなども胸に抱いてラリージャパン2023に挑む勝田。日曜日の夕方、ポディウムの上で日の丸を掲げる彼の笑顔が見られることに期待したいところだ。
