計10戦に出場した2022年のラリー1プログラム以来、トップカテゴリーに復帰するフルモーはふたたび得たチャンスをものにしようとしている。
「2024年のラリー1に戻ってくることができてとてもうれしい! このドライブを達成することが2023年シーズンの主な目標だったので、来年プーマ・ラリー1でフルシーズンに復帰できることに興奮している」と語った28歳のフルモー。
「Mスポーツ、フォード、レッドブルが僕を信頼しトップレベルでもう1年、実力を発揮させるチャンスをくれたことに感謝している。2023年にフィエスタ・ラリー2の開発に参加できたことは楽しかったし、このことはラリー1マシンでの来シーズンに役立つと思う。とくに新しいレギュレーションとポイントシステムによって、誰にとっても非常に興味深いシーズンになるだろう」
「僕たちは懸命に働き、最高の結果を出してチームをサポートし、チームがあるべき位置に戻るための適切な計画を持っている。また、WRCのトップレベルでフルシーズンを戦う唯一のフランス人ドライバーであることをとても誇りに思うよ」
ミュンスターは今シーズン経験した2度のラリー1ドライブの後、自身初となるトップカテゴリーでのフルシーズンエントリーに向け、次のような目標を掲げた。
「2023年のWRC2でほぼフルシーズンを走ったことは大きなプラスになった。ほぼすべてのWRCイベントを走り、走行距離を稼ぐチャンスを得たのはこれが初めてだったからね。プーマ・ラリー1での2回のドライブも、2024年に臨むプログラムへの準備に大いに役立っている」
「モンテカルロで(シーズンを)スタートすることを熱望している。2024年の目標は、まず良い結果を出し、ラリーを重ねるごとにペースを上げ、ミスをしないようにし、あらゆる経験を積むことだ。僕たちは世界チャンピオンを相手にするわけだから当然、大きなチャレンジになるだろうけど、本当に楽しみだよ」
トヨタ、ヒョンデに続き、Mスポーツがドライバーラインアップを発表したことで、トップカテゴリーに参戦する3チームすべての体制が確定したWRC。今季と同様に全13戦が予定される2024年シーズンは、1月25日から始まる伝統の『ラリー・モンテカルロ』で開幕を迎える。

