●シャミア・ヴァリアワ(SVR:シャミア・ヴァリアワ・レーシング代表)
「ひとつだけ言えるのは、ダカールラリーで確実なことなど何もないと言うことだ。今日のステージでも我々のクルーは難しい戦いを続けており、それは明らかだ。このタフな戦いを続けているクルーを誇りに思う。残りは2ステージのみだが、良い結果を期待している。我々のGRダカールハイラックス・エボT1Uはダカールラリーという困難な舞台でも充分に戦えるということは証明された。残りの2日間も楽しみだよ」
●アラン・デュハディン(TGR W2RCチーム代表)
「今日の結果はやや期待外れに見えるかも知れないが、ルーカスとアルマンドのパフォーマンスには満足しており、明日のトリッキーなステージへ向け、完璧に近いスタートポジションを得ることができた。同時に、セスとデニスは危険な崖からの転落でリヤダンパーを破損したが、そのことを後続のクルーに警告し、真の仲間意識を示してくれ。チームとして、我々はセスとデニスのトラブルから学び、さらに“もっといいクルマづくり”にその知見を活かしていきます」
●ガイ・ボッテリル 243号車
「今日も非常に難しいステージだった。スタート順が早かったこともあり、序盤からコースを見つけるのに苦労したよ。450kmもの競技区間の間、岩が多くミスを犯しやすいコースで砂埃の中を走らざるを得ず、とても大変だった。しかしペースは悪くなかったと思うし、我々の速さは総合成績には現れていないが、ずっとアウディ勢と一緒に走っていた。ルーカスは我々の前を走っていたが、彼らがパンクを喫したためパスした。残念ながら、序盤に大きくタイムをロスしてしまった」
●ルーカス・モラエス 206号車
「我々にとって、今日のステージは緊張の連続だった。2度パンクしてしまったが、ずっと同じように走っていたので、正直なところどこでパンクしたのかわからない。そして、ゴールまであと10kmというところでクルマが止まってしまいまったが、システムをリセットして、また走りだすことができた。なんとかまだ我々はこのポジションにいるし好調だ。総合3番手を守るために残り2ステージも戦い続ける。おそらく今日のトラブルで8分くらい失ったと思うけど、何もなければトップ5には入れただろう。でも今日の結果により、明日へ向けては絶好のスタートポジションにつけることができた。我々を総合順位で追っているライバル勢が前からスタートするので、彼らのペースを見ながら走ることができるはずだ」
●ジニエル・ド・ヴィリエール 209号車
「タフなステージだった。リヤダンパーを変えてみたのだけど、それがさらに厳しい結果となってしまった。セッティング変更は効を奏さず、スタートしてわずか30kmほどで2回のパンクに見舞われてしまった。スペアタイヤを使い切ってしまったので、その後はペースを大幅に落として慎重に走らざるを得なかったんだ。他にどうすることもできなかった」
●サオード・ヴァリアワ 226号車
「スタートして10kmほどでパンクに見舞われ、タイヤを交換した。その時にゲラン・シシェリ(オーバードライブ・レーシング)に抜かれ、その後はずっと彼らと一緒に走っていた。その後、彼らもパンクしたために今度は我々が前に出ることになった。60kmから80kmほど一緒に走ったあと、彼らはペースを上げた。でも僕は肩の痛みに苦しんでおり、ペースを落とさざるを得なかった。体調は良くなってきたけどまだ肩が痛いんだ」
●セス・キンテロ 216号車
「すべてが順調で正しいコースを走行していた。しかし、ロードブックにない危険なポイントがあり、大きな段差を落下して激しくヒットしてしまった。上位勢が通過したときにはじいた岩が我々のクルマに当たったのだと思う。落下自体はそれほど激しくなかったが、岩にヒットしたことで今日の僕たちのレースは終わってしまった。それほど激しい衝撃ではなかったのに、リヤダンパーが2本とも壊れてしまった。その後、後続車が同じミスを犯さないよう、1時間か2時間、その場所で座っていた。今日は望んでいた一日にはならなかったね」
