シリーズ史上最年少のレースウイナーであり、WorldRX世界ラリークロス選手権で表彰台に上がった初の女性でもあるアンダーソンは、昨季終了直後にABT クプラXEが撤退を表明して以降、去就が注目されていたが、晴れてシーズン4のレースシートを確保することとなった。
「新規チームとして挑戦を始めるサン・ミニミールの一員になれることをうれしく思うし、私を信頼してくれたウォルフガング・グラブハーとティモ・シャイダーに感謝したい」と、まずは感謝の言葉を述べたアンダーソン。
「私は世界ラリークロス選手権でティモと良く知る仲になり、どんな路面でも速く、最も勤勉なレーシングドライバーのひとりとして尊敬してきた。エクストリームEで彼と一緒に戦えることは、ただただクールね! サウジアラビアでのシーズン開幕戦が待ち切れない気分よ」

エクストリームEの創設者兼CEOである、おなじみアレハンドロ・アガグも「来月にもサウジアラビアで始まる新シーズンでは、彼らがフィールドの最前線で戦ってくれることを期待している」とエールを贈る。
「サン・ミニミール・チームは、チャンピオンシップに新たに加わったチームであるにもかかわらず、豊富な経験とレースで勝利を収めた素晴らしい系譜をラインアップに揃えて登場した。4年目のシーズンへのカウントダウンにあたり、ティモとクララがステアリングを握って、2024年にサン・ミニミール・チームが表彰台と勝利を目指してどのように戦うのかを楽しみにしている」
同じくエクストリームEのチーフチャンピオンシップオフィサーを務めるジェームス・テイラーも「チームはシリーズに新鮮なエネルギーをもたらすはずだ」と期待を寄せる。
「説明するまでもなく、ティモとクララはすでにチャンピオンシップで素晴らしい結果を残している強力なドライバーペアだ。彼らのオフロード・レーシングでの能力は誰にも負けないだろうが、シリーズやモータースポーツ全体でのティモの豊富な経験を考慮すると、彼がチーム代表兼レースドライバーというユニークな役割で参戦することは間違いなく魅力的だ。来月の開幕戦が楽しみだよ」
