初代チャンピオンに輝いたかつての“宿敵”ニコ・ロズベルグのロズベルグXレーシング(RXR)に並び、シリーズで成功を収める強豪チームに成長したX44は、2021年に“予選全戦最速”という完全制覇の偉業を達成。初年度から2年間を過ごしたWRC世界ラリー選手権“9冠”のレジェンドでもあるローブは、2022年に同チームで新たなチャンピオンの肩書きを加え、その僚友を務めたグティエレスは今季よりネオム・マクラーレンXEヘの移籍を表明していた。
「2024年に我々自身が参戦することはありませんが、サイドラインからシリーズを応援し、今後(水素燃料電池搭載の)エクストリームHでのエキサイティングな展開に注目していきます。これまでの皆様のご支援に感謝いたします」
この発表に際し、エクストリームE創設者兼CEOであるアレハンドロ・アガグは「成功した3シーズンの間、シリーズに貴重な貢献をしてくれた“サー”ルイス・ハミルトンと彼のX44チームに感謝したい」と語った。
「彼らがチャンピオンシップを勝ち獲ったシーズン2での成功は言うまでもなく、コース上でのいくつかの素晴らしい勝利でその資格を証明した。さらにシリーズの“Racing for All”のプログラムに則り、トラック外での男女平等、多様性、包括性に焦点を当てた取り組みと実施においても重要な役割を果たした」
「X44はパドックにおける多様性と代表性を高める原動力であり、これはエクストリームEが初日から共有している精神だ。我々も彼らの将来の成功を祈っている」
