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 代わってワンメイク電動車両『オデッセイ21』の84号車のドライバーには、北米発のエクストリーム系ラリークロス選手権『ナイトロクロス』のシリーズ創設者兼初代シリーズチャンピオンであるトラビス・パストラーナが起用される。

「すべてが非常に早くまとまったが、この機会には本当に興奮している」とアメリカ・ラリー協会(American Rally Association/ARA)で6度のチャンピオンにも輝くパストラーナ。

「僕自身は(ナイトロクロスを通じて)電気自動車に関してはかなりの経験があるが、これまでエクストリームEのオデッセイ21に乗ったことはないんだ。同じく、多くのオフロード戦や(主に2輪で)いくつかの砂漠のイベントに出場しているが、これは僕らにとって本当に楽しいはずさ。僕はジミー・ジョンソンと彼のクラブをすべて信頼しているし、彼が僕に依頼した瞬間から迷うことはなかったね」

 そんなビッグネームふたりのパートナーを務める19歳のグレイ・リードベターは、昨季に16歳でシリーズデビューを飾ったリア・ブロックに次ぐ若きスター候補であり「この機会にとても興奮しており、感謝している」と意気込みを語った。

「私自身もエクストリームEにはずっと興味があったけれど、足を踏み入れる適切な機会が見つからないでいた。先週、トラヴィスが『ジミー・ジョンソンやレガシー・モーター・クラブと一緒にレースできるかもしれない』とメールを送ってきたとき、人生で一番興奮したと思う(笑)」と続けたリードベター。

「まだこのクルマをドライブしたことがないので、冒険になることは間違いないだろうけど、私には素晴らしい仲間がいる。これは夢の実現ね!」

 そのシリーズで創設初年度から参戦してきた“帝王”カルロス・サインツ率いるアクシオナ・サインツXEチームは、チームの重鎮ライア・サンズが引き続き女性リードドライバーを務めるかたわら、その相棒として今季活動休止を決めたX44からフレイザー・マッコーネルを獲得した。

「カルロスから『チームに加わるように』という電話を受けたのは、僕にとってとても現実離れした瞬間だった」と明かしたジャマイカ出身のマッコーネル。

「なぜなら、僕は子供の頃から大ファンだったし、今でも彼はとてもインスピレーションを与えてくれる存在だからね。彼は今でも一線級のドライバーであり、チーム内にそのエネルギーがあることは間違いなくレースに勝つのに役立つだろう。彼から多くのことを学ぶことができると確信しているよ」

「自分にはオフロードのルーツがあり、キャリアをスタートさせたレースのカテゴリーに戻ることは、とても素晴らしい経験になるだろう」とジョンソン
「自分にはオフロードのルーツがあり、キャリアをスタートさせたレースのカテゴリーに戻ることは、とても素晴らしい経験になるだろう」とジョンソン
"帝王"カルロス・サインツ率いるアクシオナ・サインツXEチームには、こちらもナイトロクロス参戦中のフレイザー・マッコーネルが加わる
“帝王”カルロス・サインツ率いるアクシオナ・サインツXEチームには、こちらもナイトロクロス参戦中のフレイザー・マッコーネルが加わる

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