降るしきる雪が視界を奪い、クルーたちは厳しい状況でのドライビングを強いられているラリー・スウェーデン。TGR-WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表も、「ラリー・スウェーデンでこれほどの大雪に見舞われたのは、私の記憶では10年以上ぶり」とその状況を語った。
「とくに出走順が早いドライバーたちにとって、今日の走行は非常にトリッキーな状況となった。そのなかでエルフィン(エバンス)は、スマートなドライビングで素晴らしい仕事をしたと思うよ」
「カッレ(ロバンペラ)はいいスタートを切り、優勝争いに加わっていたが、ミスをしてしまった。もちろん残念なことだが、これもラリーの一部だろう。優勝を目指してプッシュしているときには、起こり得ることなんだ」

そして、ラッピと総合首位争いを繰り広げる勝田にも期待のコメントを寄せている。
「また今日は、(勝田)貴元も本当にいい走りを見せてくれた。明日はさらにコンディションが良くなり、彼にとっては楽な状況になるはずだよ。貴元とエサペッカ(ラッピ)がいい戦いをすることは間違いないし、ラリーの最後まで争いが続くことを願っているよ」
競技3日目となる2月17日(土)のデイ3は、サービスパークの西側から北側にかけての広い範囲が舞台になる。3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行した後、一日の最後にはこれまでのSS1とSS8のコースを2倍近くまで延長した『ウメオ1』がSS15として行われる。全7本でその合計距離は125.96kmと4日間で最長で、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は533.34kmとなる予定だ。

