更新日: 2017.04.04 16:27
WRC:ランキング最下位のシトロエン、第4戦での優勝争いに自信。不振の原因も特定
マトンは、このテストでは「マシンを進化させるため、クリス(・ミーク)とチームが素晴らしい働きをした」とコメント。エースドライバーを賞賛した。
「開発期間中はグラベル(未舗装路)でのテストに注力していたから、今回の事前テストは重要なものだった。実戦に投入するターマック仕様のマシンを試すのは、初めてだったからね」
「やるべきことは分かっていたし、懸命に作業をしてきた。我々が進んできた道が正しいものだったと分かったよ」
「クリスがツール・ド・コルスで優勝争いを繰り広げるという自信を持っている。もちろん、(Mスポーツのセバスチャン・)オジエや(ヒュンダイのティエリー・)ヌービルとの戦力差はわずかだ」
「しかし、クリスは昨年、ツール・ド・コルスにスポット参戦してコースへの理解度を高めている。そして、事前テストでの走りを踏まえれば、我々のマシンが先頭を走るだけのパフォーマンスを備えていることは間違いない」
上述の通り、ランキングでは最下位につけるシトロエン。しかし、マトンはラリー・メキシコで優勝したことで、チームにかかるプレッシャーは減ったという。
「(ラリー・メキシコで)我々のマシンが高い信頼性を有していることが証明された。シーズン中、もっともタフな1戦をノートラブルで戦い抜いたんだからね」
「この結果は、我々に自信をもたらしてくれる。開幕2戦でのプレッシャーを感じることなく、作業に集中できる」
「普段と変わらない精神状態で仕事に臨むことが重要なんだ。これまで費やしてきた努力に結果が伴わなければ、人間は動揺してしまうものだからね」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています