更新日: 2024.04.18 02:21
トリッキーなクロアチア・ラリーに臨む勝田「さらに進化するためのチャンスに」/WRC第4戦事前コメント
Translation:AKARAG
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「シーズンのスタートは順調に進み、各ラウンドでそこそこのポイントを獲得することができている。開幕3戦はかなり特殊なチャレンジが求められるユニークなイベントだったが、これからは、ヨーロッパの典型的なターマックとグラベルのラリーが続くために、最大の成果を出すことに集中する必要がある」
「クロアチアを含めて、昨年はターマックラリーで調子が良かったから、今回も楽しみだよ。グリップレベルが変わりやすく、ミスを犯しやすいトリッキーなラリーであることは分かっているから、クリーンに戦う必要があるが、上位争いをするためには速さを求めなくてはならないね」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「自分はモンテカルロが終わってからオフの日々を楽しんできたので、戦いに戻れることを嬉しく思っている。先週行なったテストは、クルマのフィーリングを取り戻すいい機会になった。ジャンプや道幅の狭いセクションもある、かなりハイスピードな難しいコースだが、それこそがクロアチアのステージの特徴だ。あとは、この時期の天候がかなり不安定であることも忘れてはいけない」
「僕たちの出走順はターマックラリーとしては理想的とはいえないので、状況を見極め、やれるだけのことをやるつもりだ。表彰台争いに加わり、勝利を目指して戦うことがつねに最大のモチベーションだが、チームを助ける力にもなりたいと思っている。その点において日曜日の戦いは、新しいポイントシステムの導入によってこれまで以上に重要になるだろう」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「昨年のラリージャパンや、今年のモンテカルロの何本かのステージでいいパフォーマンスを発揮できたこともあり、ターマックラリーに自信を持てるようになってきました。しかし、クロアチアはコーナーのインカットと路面の変化が非常に多い、もっとも油断のならないラリーのひとつです」
「路面がダーティな状況でフルに攻め切れるかどうかが、自分のターマック・ドライビングにおいてまだ改善の余地がある部分です。なので、このラリーをさらに進化するためのチャンスにしたいと思っています」
「自分たちの金曜日の出走順を考えるときっと簡単には行かないでしょうし、雨が降ればなおさらです。ですので、序盤はそこそこ忍耐強く走り、ハードにプッシュするためにいいリズムとバランスを見つけることが重要になるでしょう」