「オフロードレースにおける私たちの野心のスケールは、フォードの近年の歴史の中でも比類ないものであり、伝説的なダカールラリーにフォード・ラプターを持ち込むという挑戦ほど明確なものはない」と語るのは、フォード・パフォーマンス・モータースポーツ・グローバル・ディレクターのマーク・ラッシュブルックだ。
「このような大きな課題に取り組むには、最高のエンジニアとデザイナー、チームメンバー、ナビゲーター、そしてドライバーが必要だ。いま、我々のもとにはナニ・ロマとカルロス・サインツSr.というダカールラリー史上もっとも経験豊富で成功したドライバーたちがいる」
「フォード・ラプターはすでにテストで有望な兆しを示しており、世界でもっとも優れたふたりのドライバーが同乗することで継続的な開発に自信を持つことができる」
Mスポーツのディレクター兼ダカール・チーム・マネージャーを務めるマシュー・ウィルソンは、新型マシンのテストが順調に進んでいることを強調し、ふたりあわせて6勝を誇るダカールウイナーたちの加入が開発をさらに推し進めると語った。
「今年のダカールで、レンジャーT1+で素晴らしい走りを見せたナニをふたたびチームに迎えることができ、とても嬉しく思っている。彼の経験と知識は我々にとって貴重なものであり、このエキサイティングなプログラムが前進するなかで、私たちは彼から学び続けることになると確信している」
「カルロスはこのスポーツの“レジェンド”であり、あらゆる形式のオフロードレースでもっとも成功を収めたドライバーのひとりだ。彼がフォードとMスポーツに復帰するという決断を下したことは、チームにとって大きな弾みとなる。
「テストが順調に進んでいる今、我々は最高のドライバーから学び、フォード・ラプターの開発をさらに推し進める絶好のチャンスを手にしている」

