タナクが復調の2位表彰台「土曜のパンクがなければ勝利を掴めた」/WRCポルトガル後コメント
Translation:AKARAG
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合6位
「最終日の朝は、昨日より少し調子が良かったと思うが、三本目のステージでクルマの下部に岩が当たりラジエーターを破損してしまった。その後は、EVモードで走行を続けなくてはならず、なんとか修理してフィニッシュすることができたが、残念ながら今日のポイント加算は叶わなかった」
「クルマのフィーリングは間違いなく良くなったが、まだいくつか改善すべき課題が残っている。それでも、この週末で答えをいくつか見つけることができたから、次のサルディニアでは巻き返して、より力強く戦えるように頑張りたい」
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合31位
「土曜日は残念な一日になってしまったが、クルマを修理してくれたチームには心から感謝しているし、重要なポイントを取り逃してしまったことを申し訳なく思う。今日はラリーに復帰できて良かったが、出走順が早く、路面をクリーニングしながら走るのは予想以上に大変なことだった」
「最終パワーステージでは本当にベストを尽くしたし、いい走りができたと思う。それでも路面のクリーニングの影響により、自分よりも後に走ったドライバーたちはより速いタイムを出していたね。とはいえ、数ポイントを獲得できたのでチームの助けにはなれたのではないかと思うよ。望んでいたような週末にはならなかったが、より強くなって戻って来るつもりだ」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合優勝
「このラリーでまた優勝することができて素晴らしい気分だ。記録を更新できたことも嬉しいし、この瞬間を楽しみ、大切にしたい。すでに数年前にマルク・アレンの5勝という優勝記録には並んでいたが、もちろんそのことに満足していなかったわけではないんだ」
「なぜなら彼は自分にとってレジェンドだし、とても尊敬していたからだ。それでも、いつ記録を更新するのかと何度も聞かれ続けてきた。そして、ついに実現できた」
「今回もみんなにとって激しい戦いになり、クルマのなかでリラックスできる瞬間はなかった。100パーセントのフィーリングが得られない時は、最大限のリスクを冒すことなく走ったが、それでもつねに優勝争いに加わることができた。自分たちのマネージメントは、パーフェクトに近かったね」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合29位
「もっといい結果を得ることができたはずなので、昨日のリタイアは、もちろんとても悔しいです。それでも今回クルマのフィーリングは、昨日のあの瞬間までは非常に良好でした。今日は何本かのステージでハイブリッドが使えず、出走順も良くなかったので簡単ではありませんでしたが、そのような状況でも数ポイント獲得できたのは良かったです」
「今回は毎ステージ、全力でプッシュし続けた結果、多くのことを学ぶことができました。ポジティブな収穫もあったので、今はもう次のサルディニアに集中していますし、しっかりと準備をしてプッシュし続けます」