トヨタGR、WRCチャレンジプログラム3期生が欧州ラリーデビュー。後藤、松下両名が揃って完走果たす
●後藤正太郎(ルノー・クリオ・ラリー4/SM3クラス9位)
「人生初のラリーはとてもエキサイティングで楽しかったです。クルマへのダメージなくゴールに着いた時は本当に嬉しかったです。コンディションが常に変わり続けていたことで、激しい雨や大きな轍、とても泥の多い道など、多くのことを経験し、学ぶことができました」
「一番難しかったのは、ペースノートを作るときに勇気を持つことと、一貫性を持たせることでした。今回作ったノートは、いくつかのステージで慎重になりすぎてマージンが大きすぎた箇所や、その逆もありました」
「トップ選手とのタイム差からも分かるように、ラリーを戦いながら、改善・成長ができたと思います。参戦を通してラリーで重要なことがわかり、さらに良くなるためにすべきことを見つけることができました」
●松下拓未(ルノー・クリオ・ラリー4/SM3クラス8位)
「簡単なラリーではありませんでした。今回は走り切ることが重要だったので、フィニッシュに辿り着いた時はとても嬉しかったです。ですが、安全に寄りすぎていたわけでもなく、自分が今持っているものを出せたと感じています」
「難しかったのは、長い直線の後でコーナーが見えないとき、正しいブレーキングポイントを見つけることでした。初日は特にそこに苦戦しましたが、2日目はかなり良くなってクルマの挙動にもペースノートにもより自信を持つことができ、ひとつのラリーを通してたくさん改善できたと思います」
「今後、テストを続け、より多くの道、コンディション、路面を経験することで、もっと速く、安定した走りができるようになると思います」
WRCチャレンジプログラム3期生のふたりの次回の参戦イベントは、7月26~27日にフィンランドのタンペレを拠点に開催される『HYAセンター・ラリー』。同イベントはWRC世界ラリー選手権『ラリー・フィンランド』の準備として、世界選手権を戦うトップチームやトップドライバーも出場することが多いラリーだ。
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