更新日: 2024.08.04 13:43
伝説のステージ『オウニンポウヤ』に賞嘆集まる。「ここを毎年開催すべき」/WRCフィンランド デイ3コメント
Translation:AKARAG
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイリタイア
「今朝は悪くないスタートを切ったが、2本目のステージで、1輪の駆動が失われてスピンをしてしまった。そこからは、クルマをサービスまで無事に運ぶことに専念するしかなかった」
「チームはミッドデイサービスでクルマを修理してくれたが、素晴らしい作業だったにも関わらず予想以上に直さなくてはならないところが多くあった。そして午後は、ポイント圏内に近づくためにはタイム差が大きすぎたので、ただ無事に走り切ることに専念したよ」
「明日はできるだけ多くのポイントを獲得するために、頑張らなくてはならないだろう」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合2番手
「チームのワン・ツーフィニッシュを確定させるため、今日は確実性を最優先して走った。何本かのステージは自分が過去に走ったことがなかったため、路面のグリップの状態を把握しづらく、とくに午前中は苦戦して少し自信を失いかけた」
「オウニンポウヤのステージは素晴らしかったが、他の2本は雨の影響で濡れていて、かなり滑りやすいコンディションだった。そのようなセクションではあまり走りを楽しむことができなかったが、それを乗り越えて、自分たちがすべき仕事をやり遂げることができたと思う」
「そして、カッレ(・ロバンペラ)とともにチームに最大ポイントをもたらす権利を獲得した。明日の目標はとてもシンプルで、全力でプッシュするだけだ。それこそが、ここまでの自分たちのパフォーマンスを最大限に活かすための、唯一の方法だ」
(オウニンポウヤ)
「ここは世界最高のステージだ。だが、残念ながら限界まで行けなかった。もっと速く走れたところもたくさんあったと思う。年をとったせいかもしれないね(笑)」
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合首位
「とても長く、難しい一日だった。午前中は雨で路面がぬかるんでいた。それでも自分たちはプッシュし続け、クリーンに走り続けることができ、今日はそうすることが何よりも重要だったと思う」
「午前中のオウニンポウヤのステージでは、セブ(セバスチャン・オジエの愛称)とわずか0.1秒差のタイムで、それはふたりともかなり速いペースで走っていたことを証明するものであり、マージンはあまり残っていなかった」
「午後はセットアップがさらに良くなったことでより自由自在に走れるようになり、良いタイムを記録することができたのでかなり楽しめた。とはいえ明日も非常にトリッキーなステージがある。とくに『ラーヤヴォーリ』のパワーステージは難しそうだが、ベストを尽くして最後までラリーを走り切りたい」
(オウニンポウヤ)
「私の記憶が正しければ、父(ハリ・ロバンペラ)はこのステージで本当に良いタイムを出したので、私も1回やって、ふたりともこのステージで良いタイムを出したと言えるようにする必要があったんだ(笑)(編注:2本ともにステージウインを達成)」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合46番手
「今日のステージはとても素晴らしく、特にオウニンポウヤは本当に楽しめました。ただし、決して簡単ではなく、雨でコンディションがトリッキーだった再走ステージはとくに大変でした」
「そのため気持ち良く走れたとは言えませんが、クルマは非常に調子が良く、午前中のステージでは良いタイムを出すこともできました。明日の日曜日はクルマのフィーリングをさらに向上させ、可能な限り多くのポイントを獲得することが目標です」
(オウニンポウヤ)
「とてもよかったです!怖い瞬間もありましたが、ステージは最高でした。ラリー・フィンランドは、このステージを毎年開催すべきだと思います」
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合5番手
「今日は、よりスムーズにクルマについて学ぶことができた。雨が降ったり止んだりしてはいたが、それでも天気は比較的安定していたので、ステージを楽しむことができた」
「また、クルマのフィーリングも良く、自信をさらに深めることができたと思う。オウニンポウヤは期待通り非常にエモーショナルなステージで、とても良い走りができた。それでも、カッレ(・ロバンペラ)との間には小さいながらも差があることを実感した」
「つねに改善できることを探し、なにか新しいことを見つけなければならないだろう。約33kmのステージで5秒しか遅れなかったとはいえ、すべてのコーナーを完璧に走れるように努力し続ける必要がある」
(オウニンポウヤ)
「ここは素晴らしかった。クリーンで良いステージだったと思うが、今のところはこれ以上速く走れない気がする。けれど、とても楽しかったよ」