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投稿日: 2024.08.06 12:10
更新日: 2024.08.06 12:12

トヨタ育成2期生の山本雄紀と小暮ひかるがWRCフィンランドに挑戦。第2のホームながらもリタイアに


ラリー/WRC | トヨタ育成2期生の山本雄紀と小暮ひかるがWRCフィンランドに挑戦。第2のホームながらもリタイアに

●小暮ひかる(GRヤリス・ラリー2/リタイア)

「ユバスキュラにはもう2年近く住んでいるので、今ではホームラリーのような感覚ですし、すべてが馴染み深いものに感じられます。サルディニアでのアクシデント後、数カ月運転をしていなかったので、初日は忍耐強く走り、良いリズムを見つけようと思っていました」

「午前中は天候が変わりやすく、完全にドライのところもあれば、車内からほとんど何も見えないくらい雨が激しく降っているところもあったので、慎重に走りました。それでも、金曜日の朝のループでは一度も危ない場面はなく、スピードも安定していました」

「サーリカスのステージはそれまで走る機会がなかったので、他のステージよりも慎重に走りました。それにも関わらず、ぬかるんだ路面のコーナーでミスをしてしまいました。コーナーに進入するのがわずかに遅れてクリーンなラインを通ることができず、コースを外れて横転してしまったのです。サルディニアでの負傷から回復した直後だったので、小さなインパクトではありましたが、翌日再出走することは叶いませんでした」

●山本雄紀(GRヤリス・ラリー2/リタイア)

「今年のラリー・フィンランドは、序盤から昨年よりもスピードが速く感じられました。きっと、オウニンポウヤがアイテナリーに組み込まれたからだと思います。フィンランドの道は今ではかなり慣れてきましたが、今回はラリー2車両の出場台数が多かったので、きっと大きなチャレンジになるだろうと覚悟していました」

「とにかく自分のペースを築き、エストニアよりも良いリズムを見つけることに集中しました。金曜日は天候が変わりやすく、午後はパンクもしたので大変でしたが、それ以外は本当に順調でした。先月のエストニアと比較しても、自分のペースが向上していることを感じました」

「オウニンポウヤのステージは本当に素晴らしく、コーナーを5速ギヤでジャンプしながら駆け抜けるためには、通るラインを正確に覚えておく必要がありました。それでもフィーリングは素晴らしく、本当に楽しめましたし、来年はさらにプッシュできると確信しました」

 ふたりの次戦は9月13日金曜から14日土曜にかけて、イタリアで開催される『ラリー・ミッレ・ミリア』だ。イタリア北部のブレシアを中心にアルプスの麓を走行するこのイベントは、道幅が狭くツイスティなコーナーが続くターマック(舗装路)ラリー。テクニカルなステージが多くを占めるが、ワイドで緩やかなコーナーが連続するセクションも点在する。

トヨタGR WRCチャレンジプログラム2期生がWRCフィンランドに挑戦。第2のホームながらもリタイアに
小暮ひかる/トピ・ルフティネン組(トヨタGRヤリス・ラリー2) WRC第9戦フィンランド


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