更新日: 2024.08.13 15:00
トヨタ育成の大竹直生がARC第4戦でクラス3位。ラリー直前にトラブルも、日豪チームの協力で完走果たす
●大竹直生(ドライバー)
「クラス3位を得られたのは、チームとしても最高の結果になったと思っています。テストでコースアウトしてしまいましたが、スタートまでにしっかりと修理していただきました。まずはチームの皆さん、そして協力して頂いたオーストラリアの皆さんに、心から感謝したいです」
「最終日のSSは路面が荒れており、川渡りもあるなど、速く走るだけでなく、いかにクルマを労わるかも考えました。ラリーを通してクルマとの一体感を得られましたし、本当に学びの多いラリーになりました」
●丸田智(チーフメカニック)
「今回のオーストラリア遠征は、メンバーにどのような役割をもたせ、どのような経験をつませたいかという、人選検討から始まりました。そして、オーストラリア現地から情報をいただいて、できる限りの準備を行なって挑みました」
「現地でのサービスに関しては、NBMのサポートのもと、豊岡監督も含めた日本から遠征した4人で行っています。印象的だったのは、NBMのチーム力と高い判断力です。修理時のサポートも含めて、彼らの協力があったからこそ、完走できたと考えています。彼らから得た学びは、日本に戻ってチームメンバーと共有していきたいです」
●田中直樹(メカニック)
「オーストラリアは日本車が多く、会場の雰囲気、チームとお客さんの関係など、とてもフレンドリーで盛り上がっていることが印象的でした。これまで経験の少ない補器類や吸排気系の装着などに不安がありましたが、それでもオーストラリアの皆さんからのサポートもあり、スタートに間に合わせることができました」
「私たち日本人は恥ずかしがってしまうことが多いのですが、オーストラリアでは壁をつくらずに助け合っていたことが印象に残っています。私自身も自分から人を助けられるようになりたいと感じました」
●古市准也(メカニック)
「日本では車両リーダーとして活動しています。広大な土地を舞台に、ゆったりとした時間が流れるなか、観客だけでなくチームやクルーもリラックスしてラリーを楽しんでいるように感じました。サービスではNBMのメカニックの皆さんの能力の高さに驚きました」
「時間内に作業を終わらせるために、各作業に向けた準備、そして素早い判断など、自分たちに足りないところがたくさん見つかりました。今回、エンジンの載せ替えという大きな作業がありましたが、これまで未経験の工程も多く、とても良い経験になりました。この経験を活かして、車両リーダーとして、良い雰囲気のチーム作りを行なっていきたいと思っています」