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「本当にワクワクしている。今週末、メテでレースをするとは思っていなかったんだ。でも月曜の朝に電話を受け、月曜の夕方には契約が成立していたよ!」と続けたパウエル。

「ラリークロスから2年近く離れているから、自分にプレッシャーを掛けてはいない。これまでメテでレースをしたのはバギーだけで、慣れなければならないことがたくさんあるからね。新しいフージャータイヤも、僕にとっては大きなチャレンジとなるはずだ」

「そのタイヤから追い越しまで、学ぶことがたくさんある。ニルス(・アンダーソン)とアイザック(・シェクヴィスト)はとても速いし、なんとか彼らと接近戦のできる距離に留まることができれば、成功した週末と言えると思うよ」

 昨季のTCRヨーロッパでは、王者トム・コロネルを最後まで追い詰めた“僚友”として、世界的な認知度を手にしたパウエルだが、自身のルーツと地元への感情は未だ色褪せることはないと続ける。

「何よりも、ラリークロスのトラックに戻って、このWorldRXのパドックで古い友人と再会して楽しみたい。天気が良くて大勢の観客が見込めれば、みんなに素晴らしいショーを見せたいと思っているよ。バイアスが掛かっていることは承知しているが、ベルギーのファンは本当に最高だからね!」とパウエル。

「2年前に言ったように、ラリークロスへの扉は決して閉ざされることはない。ラリークロスは僕の心の中でつねに特別な場所を占めており、もっと多くの機会が訪れ、僕にチャンスが与えられば、それに飛びつくよ(笑)。今のところ、これは1戦限りの出来事だけど、将来何が起こるかは誰にも分からないからね……」

 同じく、独創的プロトン・アイリスRX)でEuroRX1への挑戦を続けているオリー・オドノヴァンは、テスト中に技術的な問題に遭遇したことから「シーズンを終えるために『プランB』を考え出す必要」に迫られ、この週末より『プジョー208 WRX』へのスイッチを表明している。

「今のところ、これは1戦限りの出来事だけど、将来何が起こるかは誰にも分からないからね……」とコービー・パウエル
EuroRX1への挑戦を続けているオリー・オドノヴァンは、『プジョー208 WRX』へのスイッチを表明している

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