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「最高だ! KMS相手にペースだけで勝つのは無理だと分かっていたが、一生懸命頑張ってきたし、マシンは今年最高の感触だった」とひさびさの喜びを噛み締めた32歳のティミー。

「今日の結果は100パーセント、チームの素晴らしい努力の賜物だ。自分たちが何をすべきか分かっていたし、ケビンは後方に下がることで自分のレースを犠牲にしてくれた。僕は弟を愛しているし、このチームと家族をとても誇りに思っている」

 明けた日曜は、前日の失望を取り返すべくチャンピオンがノートラブルの快走劇を披露し、ヒートレースを順当に制したクリストファーソンがファイナルのポールを確保。スタートでもニクラス・グロンホルム(CEディーラー・チーム/PWR RX1e)をターン1で抑え込み、連続表彰台となった2位ケビンと3位の僚友オーレ・クリスチャンに対し5秒以上のギャップを築き、キャリア通算44勝目を飾ってみせた。

「今日はすべてをまとめることができ、とてもうれしい。OC(オーレ・クリスチャンの愛称)も表彰台に上がり、チャンピオンシップに向けてさらに重要なポイントを獲得できたのは良かったね」と、余裕の言葉を残したクリストファーソン。

「とはいえ、ライバルたちも良い仕事をしており、タイムはどんどんタイトになってきている。僕らも頑張り続けなければならないね」

 これでシーズンも中間の折り返し点を過ぎ、残すは2戦4ラウンドとなったWorldRXの2024年シーズン。続く第4戦は9月7~8日にポルトガルのモンタレグレにて、同じくダブルヘッダー・ラウンドが予定されている。

兄弟タッグで絶対王者を止めた。兄ティミー・ハンセンが待望の今季初勝利/WorldRX第3戦
フィニッシュ直前に3位を譲られたケビンがわずか0.029秒差で先着し、今季1度もポディウムに上がれなかったチームにとってダブル表彰台フィニッシュが完成した
兄弟タッグで絶対王者を止めた。兄ティミー・ハンセンが待望の今季初勝利/WorldRX第3戦
日曜は“絶対王者”ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロKMS 601 RX)がキャリア通算44勝目を飾ってみせた
兄弟タッグで絶対王者を止めた。兄ティミー・ハンセンが待望の今季初勝利/WorldRX第3戦
併催イベントの電動ワンメイク『FIA RX2eチャンピオンシップ』では、復帰参戦のコービー・パウエルが連勝を決めている

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