更新日: 2024.08.29 18:15
トヨタ育成の後藤正太郎、松下拓未がフィンランド・ラリー選手権で好走。ヒルボネン指導の下、着実に成長中
●後藤正太郎(SM3クラス6位/ルノー・クリオ・ラリー4)
「今シーズン一番進歩できたイベントだったと思います。前回のタンペレ(で開催されたHYAセンター・ラリー)では、トップ勢に対しても松下さんに対しても充分な速さを感じることができませんでしたが、今回はだいぶ良くなったと感じました」
「その理由はいろいろありますが、一番はペースノートです。ラリー・フィンランドのレッキをした後、自分のノートに関して講師のミッコ(・ヒルボネン)さんとたくさん会話を重ねた結果、いくつか改善を試み、それがうまく働きました」
「車両にも少し変更を加え、オーバーステアが少なくなるようにしました。前回はリヤが少しスナップしているように感じましたが、今回はクルマに対してより自信が持てました。次戦のターマックでのラリーはまた全然違うものになると思うので、次のイタリアがとても楽しみです」
●松下拓未(SM3クラス5位/ルノー・クリオ・ラリー4)
「全体的にはとても満足です。今回はとても高速ななかに、非常にテクニカルな低速コーナーもあるようなステージが多かったですが、自分の運転に対してとても良い進歩ができたと感じています」
「ひとつ変えたことは、コーナー進入時のブレーキを遅らせないように心がけたことです。それまでは、進入時に少しスライドしていて、コーナー中盤のスピードをかなり失っていたと感じたからです。この修正と、ブレーキバランスも少し調整したことで間違いなく速くなったと思います」
「このラリーのステージはとても良いステージでしたが金曜日、ヒストリック車両が走行した後はグリップがトリッキーで路面はあまり良い状態ではありませんでした。ですが土曜日はとても良かったです」
後藤と松下の次戦は、9月13~14日にイタリアで開催されるターマックラリー『ラリー1000ミリア』だ。北イタリアのガルダ湖の西で開催されるこのラリーは、バラエティに富むチャレンジングな舗装路で競われる。同ラリーにはWRCチャレンジプログラム2期生の小暮ひかると山本雄紀も参戦予定だ。