ここ2戦、不運によるデイリタイアが続いていた勝田は「今回はR2車両で走る最後のターマックラリーということもあり、前戦の反省を踏まえて挑みました」と振り返る。
「しかし、SS2のゴールまで残り5kmというところで原因不明のスローパンクチャーとなり、翌日は下位からスタートする形となってしまいました」
「それでも、マルコの協力もあって自分を立て直し、残りのSSを攻めることができました。レッキではフランスの路面の捉え方もまた新しい経験となり、経験値を増やすことができました」
「次戦はR5車両でのグラベルラリーとなりますが、ここで得た経験が必ず役に立つと思います」
新井も「クルマのセッティング、タイヤ選択、すべてにおいて難しいラリーでした。それでも大きくずれずに選択できたと思っています」と手応えを語った。
「適切なブレーキングポイントを掴むのがとても難しかったですが、今後に向けて、ペースノートをより改善する方法が見いだせました」
「気持ちを切り替え、次のラリーに挑みます」
新井と勝田が挑む次なる戦いは、5月5~6日に行われるポルトガルで行われるグラベル(未舗装路)イベントのアマランテ・ラリー。
5月18~21日に行われるWRC世界ラリー選手権第6戦ポルトガルに参戦する両名にとっては、ラリー・ポルトガルを見据えたシェイクダウンを兼ねた戦いとなる。