更新日: 2024.09.29 13:56
雲へ飛び込むアタックに混乱の声「道路の端すら見えない」「ここまで深いのは初めて」/WRCチリ デイ2コメント
Translation:AKARAG
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合2番手
「今日の自分たちのパフォーマンスには、満足するべきだろう。午前中のループは、2本目のステージでタイヤをマネジメントしようとして少し慎重になり過ぎたかもしれないが、うまく走ることができた」
「しかし、午後は苦戦した。最初のステージはうまく走れたのだが、2本目ではひどい霧に見舞われ、道路の端すら見えないほどだった。非常に困難な状況で、多くのタイムを失ってしまった。また、そのステージではソフトタイヤを装着したが、性能を充分に発揮させることができなかった」
「一方、カッレ(・ロバンペラ)は路面がより濡れていた最後のステージでソフトタイヤを履き、そのアドバンテージを最大限に活かして素晴らしい走りを見せた。私たちにとってはダブルパンチのようなものだったが、全体的にはうまくいっているので、明日も同じように頑張りたいと思う」
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合首位
「全体的には、自分たちにとってポジティブな一日だった。フィーリングは、昨日よりも確実に良くなっていた。予想通り、午前中はタイヤの摩耗が大きなファクターとなり、最後のステージではループの終わりまでペースを維持するのが大変だった」
「午後は天候が少し悪くなり、路面が濡れてさらにトリッキーになったので、そこで少し挽回することができた。ラリーカーでここまで霧が深いコンディションを走るのは初めてだったが、うまく対処できたと思う」
「かなり安全に走りながらも、いいペースを維持することができた。明日も長い一日が続くが、チームのためにワン・ツー体制を守ったうえで、最終日にもできるだけ多くのポイントを獲得することが重要だ」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイリタイア
「昨日のタイムロスを取り戻すために、今日は朝からプッシュしなければならない状況だったが、出走順がトップに近かったことから厳しいコンディションでの走行になることは覚悟していた」
「タイヤに関しては攻めた選択をしたが、それはうまく機能していたと思う。残念ながらSS8のフィニッシュ近くで岩が自分の走行ライン上にあり、ブレーキングで荷重が完全にフロントにかかっている最悪の状況で岩に接触し、サスペンションを破損してしまった」
「チームの誰も望んでいなかったことで、2戦連続で素晴らしいスピードがあったにも関わらずそれを活かすことができなかった。悔しい気持ちでいっぱいだが、明日またラリーに復帰する。そして、チームメイトがチームのために良い結果を残してくれることを期待している」
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合6番手
「今日のステージはよりテクニカルで、ラリー1カーを運転するうえで学ぶべき新しい発見があった。コンディションも午前中の最後のステージからトリッキーになり、午後はさらに難しくなった」
「SS11では霧が出ることは予想していたが、あれほど酷いとは思っていなかったので驚いた。数メートル先しか見えず、愚かなミスを犯しやすい状況だったので、とにかくクレバーに走ろうと決めた」
「それでも、今日はいくつかのセクションで走りを楽しむことができた。午後の最初のステージはとても良く、最後のステージも路面が湿っていたにも関わらずうまく走ることができた。ここまでのところクルマは本当に運転しやすいので、明日も良いフィーリングを得られると思う」