更新日: 2024.10.20 17:59
勝田貴元がカムバック。ラリージャパン前哨戦へ「忍耐強く、ポイント獲得に努める」/WRC第12戦事前コメント
Translation:AKARAG
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「チリでは期待していたような結果を残すことができなかったが、チームにとっては完璧な週末になり、最大のターゲットであるマニュファクチャラー選手権でポイント差を大幅に縮めることができたことを嬉しく思っている」
「私たちは、残るターマックラリー2戦に向けてやる気に満ちているところだ。ドイツに住んでいる自分にとって、ほど近い場所で開催され、多くのファンがステージを見に訪れるセントラル・ヨーロピアン・ラリーは、第2のホームラリーともいえるもので、楽しみにしている」
「昨年の経験から、道は非常に幅が狭く、かなり汚れたセクションや、グリップの低い路面があるなど非常に難しいコンディションになることは分かっている。そのようなトリッキーなステージでも最大限の自信を与えてくれるクルマを造るために、私たちは努力してきたつもりだ」
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「チリでは、チームとして素晴らしいパフォーマンスを発揮し、ふたたび表彰台に戻ることができて嬉しかったよ。そして今、シーズンを締めくくる最後のターマックラリー2戦で、最大限の力を発揮したいと思っている」
「セントラル・ヨーロピアン・ラリーとラリージャパンは、天候の面でかなり難しいラリーになる可能性がある。このようなイベントでは、仕事を正しく進め、とくにルートノート・クルーとうまく仕事をすることがドライバーにとって大きなチャレンジになる」
「私たちがターマック路面で走れる時間は年間を通じてかなり限られているが、少なくとも予想されるコンディションはクロアチアとそれほど大きく変わらないと思う。我々のクルマはクロアチアで調子が良かったので、仕事を始める上で良いベースがすでにあると思う。そこからさらに改良点を見つけることができたならば、ラリーではいい位置につけることができるだろう」
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●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「今回初めてターマックラリーでラリー1車両をドライブすることになるため、大きなチャレンジになることは確かだ。昨年はこのラリーのWRC2カテゴリーに出場したが、非常にトリッキーな場所がありながらも、楽しめる場所もあった印象がある」
「ステージは3カ国それぞれで少し異なり、今年のこの時期の天候はかなり予測が困難になる。しかし今の自分にとっては、そうした課題に立ち向かい、そこから学ぶことがすべてだ」
「フィンランドとチリではしっかり仕事ができたと思っているので、今回のラリーでも同じような展開になるといいね。良いフィーリングを得られている時は良いタイムを出すことができるだろうし、コンディションがトリッキーな時は経験値を高めるためにあまり攻め過ぎないようにするつもりだよ」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「今年最後の2戦で、まったく異なる路面を走ることをとても楽しみにしています。自分はターマックを走るのが大好きなので、良いフィーリングを掴み、良いパフォーマンスを発揮したいと思っています」
「セントラル・ヨーロピアン・ラリーは路面が頻繁に変化し、グラベルも多く出るなど、誰にとっても大きなチャレンジになるでしょう。昨年は、とくに金曜日のチェコの道が、雨と多くのインカットにより大変でした」
「今年は昨年よりは楽に走れるとは思いますが、それでも新しいステージも多くあるので、ペースノートの作成とルートノート・クルーとのコミュニケーションに集中する必要があります。自分としては忍耐強く戦い、チームのためにポイントを獲得できるように努めるつもりです。もしすべてがうまくいけば、ラリージャパンではよりプッシュをしやすくなるでしょう」
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