ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2024.11.08 17:30
更新日: 2024.11.08 16:44

来季2025年1月にカナダ・ケベックで新境地を切り開く。北米開幕はスノー&アイスの1戦に/WorldRX


ラリー/WRC | 来季2025年1月にカナダ・ケベックで新境地を切り開く。北米開幕はスノー&アイスの1戦に/WorldRX

 もちろんスケジュールには恒例のイベント群も名を連ね、4月はハンガリーのニーラドに位置する有名な“赤い鍋”で欧州ラウンドが幕を開けると、7月のスカンジナビアは夏の真っ盛りの時期に、ラリークロスの“聖地”ことホーリエスにて『マジック・ウイークエンド』を開催。そして今季最終ラウンドを開催する準備を進めているトルコは、来季最終戦の手前に陣取ることになる。

 その今季イスタンブール・パークに46ポイントの圧倒的な差をつけて臨む“絶対王者”ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロKMS 601 RX)は、すでにここまでの8ヒート中で5勝を飾ったKMSホース・パワートレイン製の内燃機関モデルで、前人未到7度目のタイトル獲得を目前にしている。

 一方、9月にポルトガルのモンタレグレでそのクリストファーソンを撃破した電動モデルの雄であるハンセンWorldRXチームは、ボスポラス海峡のすぐ向こうに位置する1.35kmのトラックで、2015年にプジョーが達成した“シリーズ史上最も壮観な戦い”の再現を狙う。

「あれは素晴らしいイベントだった。ラリークロス史上最高のイベントのひとつだったと言えるだろうね」と、最後に訪れてからほぼ10年が経つトルコでのキャリア通算4勝目を振り返った2019年世界王者のティミー・ハンセン(ハンセンWorldRXチーム/プジョー208 RX1e)。

「今週また戻ってくるのが楽しみだ。今季はマシンのパフォーマンスに差があるし、追い越しが確実に可能なサーキットだからイスタンブールでのバトル・オブ・テクノロジーは非常にエキサイティングになるだろうね……」

■WorldRX世界ラリークロス選手権 2025年カレンダー

Round Date Country
Rd.1 1月23~25日 カナダ
Rd.2 4月11~13日 ハンガリー
Rd.3 5月2~4日 ポルトガル
Rd.4 5月30日~6月1日 イギリス
Rd.5 6月13~15日 フィンランド
Rd.6 7月4~6日 スウェーデン
Rd.7 7月25~27日 トルコ
Rd.8 11月21~23日 オーストラリア

今季6月にもケビン・ハンセンらが視察に訪れていたイギリスのコベントリー市街地もカレンダー入り
来季WorldRXカレンダーは、新旧の会場が混在するスリリングな組み合わせの全8カ国開催となった


関連のニュース