ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2024.11.22 11:54
更新日: 2024.11.22 12:00

ライバルかつ僚友のトヨタWRC育成ふたりがラリージャパン初参戦。お互い「負けたくない」と意識


ラリー/WRC | ライバルかつ僚友のトヨタWRC育成ふたりがラリージャパン初参戦。お互い「負けたくない」と意識

 2022年のプログラム加入以来、ここまで3シーズンをともに過ごしてきた山本と小暮。改めてお互いの印象を聞くと、まず山本が「小暮選手はターマックがめちゃめちゃ速くて、特に今回のような難しいターマック路面を得意としています。なので、けっこう変態なところがあるのでないかと思っています(笑)。でも、本当にシンプルに尊敬していますよ」と切り出す。

「一緒にフィンランドに住んでもう3年になりますし、小暮選手とはずっと同じステップをたどってきているので、一言で言うなら『戦友』だと思っています。負けたくないとていう気持ちはもちろんありますけど、お互いにその気持ちがすごく良い方向に働いていると思いますし、成長していくために必要な存在だと思っています」

 一方の小暮は「年が離れたお兄さんみたいな感じで、本当に頼れる存在です。ですが、ライバルでもあるので『負けたくない』という気持ちはもちろんあります。そういったことを含めて、お互いを高め合いながら、この3年間やってきたという感じですね」と、山本について語った。

 週末の走行では、先にSSを出走することになるラリー1のTGR WRTから情報共有を受けながらラリージャパンを戦うふたり。母国で開催される世界選手権では「いちばんを目標にして走っていきたいです。そのなかでも、豊田スタジアムの特設コースといったファンの皆さんが多くいるところでは、できるだけ良い走りができるように、願わくば良いタイムを出せるように頑張りたいです」と小暮。

 また山本も「3年ぶりに日本でのラリーを走りますし、今回はラリー2車両で走行するので、もちろん多くのファン前で良い走りがしたいです。また今季最終戦なので、今シーズンのベストパフォーマンスを引き出せるように頑張って完走したいと思います」と週末の活躍を誓った。

 将来のWRCトップドライバーを目指すTGR WRCチャレンジプログラム2期生のふたり。まずは初参戦となるラリージャパンでの走行を悔いなく終えて欲しい。

トヨタWRC育成2期生の小暮ひかると山本雄紀が初のラリージャパンに参戦。母国での活躍を誓う
小暮ひかる(TGR WRCチャレンジプログラム) 2024年WRC第13戦ラリージャパン
トヨタWRC育成2期生の小暮ひかると山本雄紀が初のラリージャパンに参戦。母国での活躍を誓う
山本雄紀(TGR WRCチャレンジプログラム) 2024年WRC第13戦ラリージャパン


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