ラリーのステージに設定された山や里の景色が、赤や黄色の葉で美しく彩られた11月下旬、同21日(木)から24日(日)にかけてWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』が開催された。愛知県と岐阜県で行われたラリーは今年、開催3年目にして初めてトップカテゴリーのチャンピオン決定の舞台となったが、アメリカのラリーメディア『DirtFish』でメディア部門責任者を務めるベテラン記者、デイビッド・エバンスの目にはどのように映ったのだろうか。
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私はこれまで、幸運にも世界中のラリーを取材してきたが、2024年のWRC世界ラリー選手権のフィナーレのように、ファンやファミリーを巻き込んだイベントは見たことがない。