リスタート後はVWビートルの2台が飛び出し、スピードvsファウストの一騎打ちの展開に。しかし、最後の表彰台となる3番手争いは混迷を極め、フロントロウからのスタートだったシビックのセバスチャン・エリクソンが最初のラップではポジションをキープしたものの、毎ラップごとにポジションを入れ替えながらも、中盤まではチームメイトのルーキー、ミシェル・デヨングが優位をキープ。

しかし、折り返しを過ぎたところでジョーカーラップに飛び込んだアルピンのフィエスタが、シビックに先行することに成功。そのままスピード、ファウスト、アルピンの順でチェッカーとなった。

これでアンドレッティ・ラリークロスは通算4度目のワン・ツーを達成。通算12勝目で、5年連続勝利もマークしたスピードは、「誰もがこのリザルトのために本当にハードに仕事をこなしてきた。僕らは僕らの仕事に集中してきたことが成果につながった」と王者の風格漂うコメント。
対する2位表彰台のファウストも「このトラックは本当に素晴らしかったし、高速の1コーナーでバトルをするのはドライバーにとって最高にシビアだった。今日はスコットが素晴らしい走りを見せたね」と、チームメイトを称えた。

4位、5位にはともにシビック使いのルーキー、デヨング、オリバー・エリクソンのティーンエイジャー2台が続き、ホンダのエースであるセバスチャン・エリクソンと、スバルのアトキンソンがアクシデントにより戦線を離脱している。
