今季2025年よりスタートする世界初の水素燃料モータースポーツ競技、FIAエクストリームH・ワールドカップに向け、待望の参戦表明チームが登場。昨季2024年限りでその役目を終えたワンメイク電動オフロード選手権エクストリームEの黎明期よりシリーズを支えたヴェローチェ・レーシングが、水素移行の計画を公に確認した最初のチームとなった。
2024年は予定の全10戦からわずか4戦へ短縮され、バッテリーEVから水素燃料電池の新世代シリーズへの転換を進めてきた前身のエクストリームEだが、当のヴェローチェはモリー・テイラー/ケビン・ハンセン組がスコットランドで連勝し、その時点でチャンピオンシップをリードしていた。前年度の2023年“シーズン3”から男女ペアを組んでいたふたりは、その年度にも3勝を挙げランキング3位を記録するなど、強豪チームとして頭角を現していた。