近年はERCヨーロッパ・ラリー選手権のフル参戦プログラムを主軸に据え、キャリアを通じて共闘する『シトロエンC3ラリー2』をドライブしてきたマッズ・オストベルグは、自身の業績リストにERCタイトルを加えるべく、2025年開幕前の滑り込みでフル参戦を表明した。
言わずと知れたWRC世界ラリー選手権での優勝経験者であり、18回の表彰台獲得経験を持つオストベルグは、引き続きハンガリーを拠点とするTRTラリーチームから出場。残念ながら昨季のクラッシュにより負傷したコドライバーのパトリック・バースは、怪我のためキャリアを続けることが不可能となり、2020年にオストベルグをWRC2タイトルに導いたトルスタン・エリクセンが同郷ノルウェー人タッグを再結成する。