FIA国際自動車連盟が開催する世界モータースポーツ評議会(WMSC)は、3月31日の電子投票により2025年のWorldRX世界ラリークロス選手権とEuroRXヨーロッパ・ラリークロス選手権のカレンダーを正式に承認。世界選手権の全6戦中5戦で欧州シリーズを併催し、改めてFIAの投資により「選手権に新たな時代が到来する」としている。
昨季2024年より、新たに持続可能燃料採用の内燃機関(ICE)搭載モデルと、電動最高峰のRX1eが混走する“バトル・オブ・テクノロジーズ”のコンセプトを採用してきたWorldRXだが、最終戦終了後にラリークロス・プロモーターGmbHの運営権が切れたことで、FIAは同シリーズの新しいプロモーターを模索。しかし3カ月の検討を経た先月時点で、FIAは「サービスプロバイダーの支援を得て」と但し書き付きではあるものの「即時発効」で運営権を取得すると発表していた。