一方の新井も競技初日からパンクやホイール破損からタイムを失いながらも粘り強く走行したが、クラス13番手で挑んだデイ3のSS15でコースオフ。このクラッシュでマシンが炎上してしまい、リタイアとなった。
新井は「今回の道は最初からとても滑りやすく、荒れていました。デイ2ではパンクが多かったのでデイ3はより丁寧に走り、パンクもせず順調に走れていたのですが、最終ステージでコースオフし、クルマが燃えてしまいました」と語る。
「火が一瞬で回り、あのような恐ろしい経験は初めてでした。今後同じことを繰り返さないよう、なぜコースアウトしてしまったのか、次のラリーまでに原因を深く追求します」

「セットアップについてはいろいろ試し、うまくいったものも、良くなかったものもありましたが、今後に向けて経験を蓄積することができたと思います」

また、この週末、コドライバーとしてラリーチャレンジプログラムに参加している足立さやかはフィンランドラリー選手権第4戦に参戦。総合6位でフィニッシュして、ランキング3位を維持している。
新井と勝田は、6月8~11日に行われるWRC第7戦イタリアでもWRC2に参戦。今回の経験を基に、上位フィニッシュを目指す。
足立は6月9~10日に開催されるフィンランドラリー選手権第5戦『O.K.オートラリー』にコドライバーとして参戦する。