ミケルセンは南フランスで行われた事前テストで約180マイル(289キロ)を実戦と変わらないスピードで走り込んでいる。
「テストもうまく行ったよ。最上位クラスに戻ることができて嬉しいし、C3 WRCが速いマシンであることは疑いようがない」
また、ミケルセンはテスト前にフランス・ベルサイユにあるシトロエン・レーシングの本部を訪問。ここでワークスチーム復帰への思いが強まったという。
「チームはいい雰囲気だったし、スタッフもやる気に満ちていた。懸命に作業にあたっていたし、マシンを少しでも改善しようと努力していた。僕も彼らの手助けがしたいと思ったよ」
「繰り返しになるけど、C3 WRCは速いマシンだ。ただ、まだまだ速くなるポテンシャルを秘めているんだ」

開幕が迫ったラリー・イタリア・サルディニアでは、マシンに馴染むことを優先するというミケルセン。マシンセットアップはレギュラードライバーのステファン・ルフェーブルが使っているものを継承するという。
「サルディニアはドライブフィールが重要で、一歩ずつ進めていきたい。マシンを100%理解するには1日のテストだけでは足りないからね」
「もちろん理解を深めることはできたけど、最高速でアタックするには自信を持つことが重要になるし、あらゆる状況下でのマシンの挙動を知り尽くしている必要がある」
「僕にとっては新しい相棒になるから、サルディニアで優勝争いをするのは難しいと思っている」