ファイナルのスタートでは、予想通りVARXの2台がホールショットを決め、トップで1コーナーへ。しかし後続は多数のマシンがコンタクトする混乱が生じ、ターン3ではホンダのオリバー・エリクソンがスピンモードで真横になり大幅なタイムロス。
これで楽な展開となったVARXは、3番手につけるロエンブロ・モータースポーツのスティーブ・アルピンを抑えつつ、10周のレースを制圧。4位にロスからの挽回を果たしたオリバーのシビック、5位にレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのオースティン・デインが入った。

週末のセッションでパーフェクトを達成したスピードは「本当に週末を通じて素晴らしいマシンだった」と、チームの仕事ぶりに感謝の言葉を述べた。
「トラックは信じられないほど楽しくて、何種類かの異なるグラベル路面があって、走るたびに違う感覚を覚えるのは初めての経験だった。チームのホームコースでもあるし、多くの家族や友人の前で勝ててうれしいよ」
今季2勝目となったスピードは、選手権でも首位ファウストとの差を26ポイントとし、チームにとって2017年シーズン4度目のワン・ツー・フィニッシュを完成させた。
GRCの次戦となる第8戦は、アメリカ東海岸ニュージャージー州アトランティックシティを舞台に、ダブルヘッダー戦として開催される。

