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 オジエとドライバーズタイトルを争うティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)はSS10で最速タイムを記録するなど、速さを見せていたが、その後油圧システムが故障。リエゾン区間での応急処置後、次のステージへ急ぐなかでスピンし、マシン後部を損傷させてしまう。これによって所定ポイントへの到着が3分遅れたヌービルは30秒のペナルティを課せられ、総合8番手に後退することとなった。

 地元スペインのファンを前にSS11終了時点で総合2番手につけていたダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)と、デイ1を総合首位で終えたアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)は、ともにSS12でタナクがヒットしたブロックに衝突。ソルドはステアリングを損傷。ミケルセンはタイヤが外れ、それぞれデイリタイアを余儀なくされた。

 トヨタ勢は午前のSS8、9でトップタイムをマークしたハンニネンが前日の総合8番手から同4番手にポジションアップ。僚友のエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)も総合6番手に順位を上げている。

 WRC2に参戦中の勝田貴元(フォード・フィエスタRS5)は前日の遅れが響きクラス14番手/総合67番手に。デイ1でマシンを横転させてしまった新井大輝(フォード・フィエスタRS5)は再出走が叶わなかった。

 競技最終日のデイ3はSS14~19の計6SS、デイ2と同様ターマックで争われる。3本のSSをそれぞれ2回走行するが最終のSS19はボーナスポイントが与えられるパワーステージとなる。6本のSSの合計距離は74.26km。1日の総走行距離は310kmだ。

ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)
ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)
ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)
ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)
勝田貴元(フォード・フィエスタRS5)
勝田貴元(フォード・フィエスタRS5)
オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)
オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)

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