投稿日: 2016.05.24 15:34
更新日: 2016.05.24 16:52
更新日: 2016.05.24 16:52
VW代表「スポット参戦ドライバーの勝利はWRCの価値を下げる」
AUTOSPORTweb
フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表のヨースト・カピートは、世界ラリー選手権(WRC)でスポット参戦のドライバーが総合優勝することは、シリーズの価値を下げかねないとの見解を示した。
先週末に行われたWRC第5戦ポルトガルでは、今季WRCにフルエントリーしていないクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)がSS2で総合首位に浮上。そのままラリーを支配し自身2度目の総合優勝を飾っている。
カピートは、現在のレギュレーションではドライバーズランキング順が、そのまま出走順になることに言及した上で、スポット参戦ドライバーが頻繁に総合優勝すれば観衆を混乱させかねないと述べた。
「クリス・ミークやセバスチャン・ローブのようなベテランドライバーが年3回ほどスポット参戦すれば、彼らは間違いなくすべてのラウンドで勝利を収めるだろう」
「そうなれば選手権全体の価値が下がることに繋がりかねない。なぜなら、ファンの多くは、なぜチャンピオンシップリーダーのセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が勝てないのか分からないからだ」
「ファンの中には『オジエを打ち負かすドライバーがいるならば、オジエはワールドチャンピオンにはふさわしくない。彼を3回も打ち負かしているドライバーこそ真のワールドチャンピオンだ』と考える者も出てきてしまうだろう」
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この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています