WRC:シトロエン 2017年第12戦イギリス ラリーレポート
■クリス・ミーク
「通常であれば、7位は満足できるリザルトとは言えません。しかし、正直な気持ちを言えば、優勝したエルフィン・エバンスは、この週末まさに異次元と言っていい走りをしていました。ラリーをとおして、他のドライバーと比べようのないパフォーマンスを示したのです」
「戦いの中心は2位争いになっていました。私たちは30秒ほど離れていましたが、2位争いのグループは大変な僅差でした。デイ2の土曜日は、小さなミスをしてやや後退してしまいましたが、それでも今回の自分の内容には満足しており、とてもいい週末だったという手応えを感じています。このようなタイプの路面で、ラリーを通じて快適に走ることができたのは、久しぶりです」
■クレイグ・ブリーン
「私たちの戦いは、最初の金曜日に小さなミスをしたことでほぼ終わってしまいましたが、この週末はポジティブな要素をひとつ残すことができました。今日はいい速さを出せたと思いますし、いろいろなことが正しい方向に進んでいることは間違いありません。オーストラリアでの最終戦、さらに将来に向けての自信につながったラリーでした」
■カリッド-アル・カシミ
「このタイプの路面を再発見する、と言ってもいいほど非常に難しい週末でした。他のドライバーのコメントを聞いてみても、今年のラリーはとりわけスリッパリーだったようです!」
「デイ2とデイ3は先頭走者としてSSをスタートすることになったので、事態はさらに難しくなりました。この週末、必死に取り組んでくれたチームやエンジニアに感謝しています。この週末に収集したデータは、今後きっと役に立ってくれるはずです」
世界ラリー選手権(WRC)第12戦ウェールズ・ラリーGB最終結果
1.エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット フォード・フィエスタWRC 2h57’00.6
2.ティエリー・ヌービル/ニコラ・ジルスール ヒュンダイi20クーペWRC +37.3
3.セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア フォード・フィエスタWRC +45.2
4.アンドレアス・ミケルセン/アンデルス・ヤーゲル ヒュンダイi20クーペWRC +49.8
5.ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ トヨタ・ヤリスWRC +50.3
6.オット・タナク/マルティン・ヤルベオヤ フォード・フィエスタWRC +1’02.3
7.クリス・ミーク/ポール・ナゲル シトロエンC3 WRC +1’20.5
8.ヘイデン・パッドン/セブ・マーシャル ヒュンダイi20クーペWRC +2’16.3
9.エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム トヨタ・ヤリスWRC +2’46.5
10.ダニ・ソルド/マルク・マルティ ヒュンダイi20クーペWRC +3’50.5
15.クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン シトロエンC3 WRC +12’58.7
22.カリッド-アル・カシミ/クリス・パターソン シトロエンC3 WRC +18’08.2
WRCマニュファクチャラーズ選手権ポイントスタンディングス
1.Mスポーツ・ワールドラリーチーム 398
2.ヒュンダイ・モータースポーツ 305
3.トヨタ・ガズーレーシングWRT 241
4.シトロエン・トタル・アブダビWRT 210