世界ラリー選手権(WRC)に参戦しているドライバーたちは競技のボイコットについて言及。安全面に疑問を感じた場合、シリーズのどのラウンドでもボイコットする考えであることを強調した。
先週行われたWRC第2戦スウェーデンは深刻な雪不足に見舞われ、競技初日の路面はグラベルがむき出しの状態となっていた。ドライバーたちはレギュレーションで使用が義務付けられているスパイクタイヤでの走行は危険だとして、競技が始まる直前にミーティングを実施。オープニングステージの走行をボイコットするか協議を行ったが、ヒュンダイのヘイデン・パッドンが反対したため、全ドライバーがステージを走行した。

オジエは「安全上の問題に対して、僕たちが関わることができないのは不自然だよ」と英Motorsport Newsにコメントしている。

スケジュールの短縮などにより、ラリー・スウェーデンは無事に終了したものの、ミークはいざという時はドライバーたちは断固とした態度を示すべきだとしている。
「僕たちはドライバーによる組織を作る必要がある」とミーク。
「もし僕たちが納得できない状態ならば、拒否権を行使できる立場にいなくてはならない。少なくとも拒否するという意志を伝える手段は必要だ」
「もちろん、ステージの走行をボイコットして、真逆の方向にマシンを進めるなんて恥ずかしいことはしたくない。ただ、必要ならば、そういった行動を取るだろう」