さらにニューガーデンは、このグリップレベルが低い路面におけるレーシングスピードでのドライブが純粋に自らのドライビングスキルを引き出し、技術を高めることにも確実に役立つだろう、とも続けた。
「この挑戦を心から楽しみにしているし、願わくばインディカーのチャンピオンとして、そしてチーム・ペンスキーのドライバーとしてふさわしい結果が出せればいいね」
一方、2017年は佐藤琢磨との死闘の末、惜しくもインディ500で2位に終わったエリオ・カストロネベスは、この氷上のラリークロス挑戦のチャンスに「飛びついたよ」と笑顔で語った。
「こうしたラリークロス車両でレースをしたことはないし、もちろん、氷上で他のライバルたちとバトルをした経験もない。これは僕にとって大いに学ぶ機会となるだろう」とカストロネベス。
「こんなスパイクタイヤを履いたレーシングカーを走らせるなんて、ビックリするほど素晴らしい経験になるだろうね」
「とにかく楽しみだし、その場に飛び込んで自分にできるベストを尽くして戦うよ。正直に言えば、オフの間にこうした機会を得られることは、僕の本業(インディカー)に対しても間違いなくプラスに働くと思っている」
この氷上シリーズでは、ふたりのインディカー・スター参戦と同時に23名のエントリーリストを公開し、WorldRXで優勝経験を持つロビン・ラーソンやケビン・エリクソン、そしてRX2王者であり、2018年のWorldRX昇格を目指しているシリル・レイモンドらも参戦。
また、北米からもNASCARトラック・シリーズのフロントランナーであり、GRCグローバル・ラリークロス選手権にもエントリーするオースティン・シンドリックや、同じくGRCにホンダ・レッドブル・オルスバーグMSEから参戦し、ホンダ・シビック・クーペ・タイプRをドライブしたオリバー・エリクソンらの名前も記されている。


