投稿日: 2016.06.13 21:59
更新日: 2016.06.13 22:01
更新日: 2016.06.13 22:01
JRC第4戦:昨年王者の新井が今季初優勝。コバライネンは競技参加できず
AUTOSPORTweb
全日本ラリー選手権(JRC)は10日~12日、第4戦福島MSCCラリー2016が行われ、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が今季初優勝を飾った。
シリーズ第4戦の福島MSCCラリーは、今季初のグラベルイベント。全15SSが設定され、総走行距離は463.86km、総SS距離は64.48kmで争われた。
11日のデイ1は晴天に恵まれ、最高気温が30度近くまで上昇するコンディションで争われたが、大会前に降った大雨の影響で、ところによりウエット路面が残る難しいコンディションとなった。
オープニングのSS1では、奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)がトップタイムで総合首位に浮上する。
しかし、続くSS2で奴田原はスピンしてしまいステージ首位から18.2秒差と大きくタイムロス。総合3番手までポジションを落としてしまった。
代わって首位に浮上したのが新井。SS1~2と連続でステージ2位を獲得すると、SS3~5、7の4SSでステージ首位となり、デイ1で21.1秒の大量リードを築くことに成功した。
総合2番手はSS6を制した奴田原が続き、総合3番手にはここまでシリーズ3連勝を挙げている勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)と続いた。
翌12日のデイ2も好天に恵まれる。この日新井がトップタイムを記録したのは7SS中1SSのみだったものの、僅差でステージ上位に食い込む盤石の走りを披露。最終的に19.1秒のギャップをつけ、今季初優勝を飾った。
新井は「初日はオーバーヒートの症状が出たり、荒れた路面でマシンにダメージを与えてしまいましたが、2日目はトラブルもなく走り切りました。次戦も、何事もなければ優勝を狙えると思います」と大会を振り返った。
総合2位は奴田原が獲得、総合3位は勝田となり、連勝記録は3でストップすることとなった。
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