クリストファーソンはテストを通じてペースノートへの習熟に時間を割くつもりだというが、その取り組みに加えてWRC2チャンピオンのポンタス・ティデマンドらにも教えを請い、アドバイスを受ける予定だという。
「ほんの数年前にいくつかのラリーに参戦したときは、ペースノートをすべて聞き取り、ディテールまで把握するのは本当に難しいことだと感じた」
「でも徐々に良くなってきてはいるし、今ではトップドライバーの情報量の70%ぐらいは聞き取れるようになったんじゃないかな?」
「だから現時点での最大の問題はレッキ(下見走行)だ。本当に短いワードでコーナーを正確に表現する方法を見つけなければならない。これはとんでもなく難しい作業だけど、それに取り組んでいるところなんだ」
クリストファーソンがこの2018年WRC第2戦スウェーデンへの参戦を表明したことで、WorldRXでは彼にとってボスであり、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのチーム代表を務めるペター・ソルベルグとの直接対決が実現することも意味する。
WorldRXではクリストファーソンのチームメイトでもあるソルベルグは、今回パニラ夫人とともにフォード・エスコートRS1800に乗り、ラリー・スウェーデン・ヒストリックにエントリーしている。
その点について「2003年のWRC世界ラリー選手権チャンピオンを倒せる自信はあるか?」と訊ねられたクリストファーソンは、次のように答えている。
「確かに彼のマシンよりポテンシャルの高いクルマをドライブすることになるけど……さぁ、どうだろう。2003年の世界チャンピオンを過小評価することはできないよね!」

