更新日: 2016.06.23 22:16
ヒュンダイ、17年型WRカーは“念願”の3ドアモデルをベースに開発へ
世界ラリー選手権(WRC)に参戦するヒュンダイは、2017年に投入するWRカーは、本来であれば今シーズンに投入する予定だった3ドアタイプのi20をベースにしたいと望んでいる。
ヒュンダイは当初、16年仕様のマシンを3ドアタイプのi20をベースに開発する予定だったが、市販車の生産台数に関する規定をクリアすることができず断念。5ドアのi20をベースとして開発された経緯がある。
ヒュンダイのチーム代表であるミシェル・ナンダンは「あの時は3ドアモデルがホモロゲーションをクリアすることはできなかった。しかし、今は違う」と述べた。
「17年シーズンでは、今年のパーツの多くを流用するつもりだが、来年はレギュレーションが大きく変わる部分もあり、新しいサスペンションの開発など、我々にはまだやることがある」
ヒュンダイは今月、3ドア仕様のi20 WRCのテスト走行を行っているが、このマシンは16年型i20 WRCをベースに改良が加えられたモデルとみられている。
ナンダンは、17年型i20 WRCのお披露目は今年後半になるだろうと語っている。
「年末まで、完全な形の17年型i20 WRCを走らせることはないだろう。しかし、現行型マシンに17年仕様のパーツを装着してテストを行っていくつもりだ」
「開発は4月に始まった。当初はクーラーやインタークーラー、より大きなリストラクターなどのテストから始まった」
「今はトランスミッションの開発を行っている。外装の完成を待っていられるほど、時間的余裕はないからね」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています