最終日となる4日(日)、鎌田は全8本のSS中、7本でベストタイムを叩き出す快走を披露。安定した走りで初日からのリードを守り切り、見事開幕戦で勝利を飾る。鎌田にとっては2017年のJRC第6戦ラリー洞爺以来の勝利となった。
鎌田は「今回はマシンがすごく良くて、リスクを避けたペースでもタイムが出ていました。今までにないくらい楽しくクルマに乗れていた気がします」と振り返る。
「難しいコンディションに対して、クルマがよく動いてくれたので、危ない瞬間も一切ありませんでしたし、無理もしませんでした。新井選手が序盤でいなくなったのは残念でしたが、完璧にラリーを戦えました。今シーズンはグラベルラリーも多いですし、この1勝は本当に大きいと思います」

総合2位にはJN6クラス復帰戦となる柳澤、総合3位には福永修/齊田美早子(ミツビシ・ランサーエボリューションX)がつけ、スバル勢の表彰台独占を阻止した。
JN3クラスは、天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)が昨年に続きRally of Tsumagoiを制覇。クラス2位にはスポーツCVT搭載のヴィッツを駆る眞貝知志/安藤裕一(トヨタ・ヴィッツ)がつけた。JN1クラスは内藤学武/小藤桂一(マツダ・デミオ)が優勝している。
第2戦『ツール・ド・九州2018in唐津』は4月6~8日、佐賀県唐津市周辺で開催される。唐津はこれまで、勝田範彦が12連覇と圧倒的な強さを誇っており、さらなる記録更新となるかが注目となる。