「週末を通じてつねにプッシュを続けていたし、天候の影響で最終日は困難な状況になるとも思っていた。最後の2ステージはまるで戦争のようなだったし、すべては運だった」とミケルセン。

「オットには最終ステージの前に申し訳なく感じていると話したよ。でも、これも冒険物語であるラリーだ。とても予測不可能な、ね」
前日まで砂が浮く超高速ステージで抜群のスピードを見せつけてきたタナクだが、フィニッシュ後に「僕に言えることは何もない。自分にできるすべてを行ったけど、何も得られなかった。本当にハードだ」と、やるせない表情で答えた。

ミケルセンは選手権ポイントで首位のセバスチャン・オジェに続く2位に浮上。今回3位を獲得したヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)がランキング3位となっている。
WRC第8戦フィンランドは7月28日~31日に行われる。