TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにて欧州でトレーニング中の勝田貴元、新井大輝の両選手が、7月15(金)〜17日(日)に開催されたFIA欧州ラリー選手権(ERC)第6戦、auto24Rally ESTONIAに参戦した。
両選手にとって初めての挑戦となったERCは、各国から実力ある選手が集まるラリー選手権である。今回のエストニアのコースはERCの中でも特に車速の高いコースで、2人のドライバーにとってチャレンジングな取り組みとなった。
15日に行われた予選結果に基づく出走順選択により、勝田は5番手、新井は6番手でスタート。新井はSS5までクラス7位と健闘していたが、SS6のハイスピードコーナーで車両を大きく転倒させ、損傷がロールケージにまで及んだためリタイアとなった。勝田はSS3でコースオフし、リヤサスペンションを破損させてデイリタイア。メカニックにより勝田の車両は修復され、翌日にリスタートすることが可能となったが、SS11で再びコースオフし、この日もリタイアに終わった。
両選手にとって苦い経験となったこのラリーだが、それぞれラリードライバーとしてレベルアップするための課題が明らかとなった。次戦までのトレーニングの中で課題の解決を図る。