一方、予選ヒートで3連勝を挙げながら、準決勝、決勝とライバルに先行を許した開幕戦勝者オリバーは、セミファイナルでジョーカーラップの進入をミスしたことが週末の敗因になった、と振り返った。

「予選ヒートでは本当にペースが良かったけど、準決勝ではソンドレがわずかに僕を上回った。それは決勝でも続き、彼と兄のケビンが僕よりも優位に戦いを進められる状況を自分で作ってしまったんだ」とオリバー。

「もちろん決勝でもキャッチアップを試みたけど、ギャップを埋めるには充分な速さがなかった。1日を通じて各車のタイヤに装着されたスタッドが路面の雪を掻き出して、セッションが進むにつれてアスファルトが露出する部分が増えた。彼らはその路面変化に対して僕より早くアジャストすることができたんだろう。でも、次に向けて貴重な経験を積むことができたよ」

 また、サポートクラスとして開催されたルノー・クリオRSワンメイクのRXアカデミー・オン・アイスでは、フィンランドのユッセ・カリオが勝利。2位には開幕戦に続いて2014年GRC王者のジョニ・ワイマンが入った。

 そしてスペインのラホズ・インダストリーズ製の4輪バギー、スピードカー・エクストリームを使用したワンメイク・クラスでは、こちらもWorldRX参戦組であるケビン・ハンセン、ティミー・ハンセンのチーム・プジョー・ハンセン兄弟が1、3位でフィニッシュ。2位にもWorldRXドライバーでマーカス・グロンホルムの息子であるニクラス・グロンホルムが入り、世界選手権ドライバーたちが表彰台を独占する結果となった。

 続く第3戦はノルウェーに舞台を移して2月25日に開催の予定で、このラウンドには北米インディカー王者のジョセフ・ニューガーデンがゲスト参戦することが決まっている。

決勝フロントロウスタートのソンドレ・エブジョンは1コーナーでオリバーを抑えきり、2戦連続の2位フィニッシュ
スペインのラホズ・インダストリーズ製の4輪バギーは、スズキ製の600ccエンジンを搭載
そのバギーを操ったハンセン兄弟と、ニクラス・グロンホルム(左)のWorldRXレギュラー勢がトップ3を独占

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