■シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)
「今年は完璧なウインターコンディションのようだ。他のWRCドライバーたちと同じように、僕もラリーを始めるのが待ちきれないよ! 過去何シーズンかは、雪の量が限られていたから、ほんの少しの衝撃でも雪だまりでスタックするリスクがあり、充分注意しなければならなかった」

「今年の雪だまりは大きくてより硬くなっているようだ。だから間違いなくよりアグレッシブにドライブして、雪だまりを利用することができる。慣れるまで少し時間が必要かもしれないけどね」

「どのイベントもエキサイティングな挑戦だ。モンテカルロと同じように賢明なアプローチを取って取り組むつもりだよ」
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)
「昨シーズンの始まりから終わりまでで、C3 WRCはグラベル上で大きな進歩を遂げたんだ。だから雪や氷の上でも同様に進歩していることを願っているよ」
「特にラリー・スウェーデンは僕のお気に入りのラリーのひとつで、ここでは本当に自信を持つことができるんだ。実は、僕の初めてのWRCレースは2014年のこの場所だったし、2016年に初めてシトロエン・レーシングから参戦したのもスウェーデンだったんだ」
「困難だったモンテカルロの後だから、まずはしっかりとポイントを獲得したいと思っている。今年の路面コンディションは完璧のようだ。頑丈な雪だまりがあるから、少しのミスをしても挽回できるだろう」
●マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)
「ラリー・スウェーデンは僕にとって特別なイベントなんだ。僕はここではいつも速いしね。だから今回チームに戻るチャンスに恵まれて本当にうれしいよ」
「C3 WRCに素早く適応するために、サトリーでのシェイクダウンと、イベント前のテスト日を最大限に活用したいと思っている。どのような場合でも、僕はこうしたコンディションではすぐに求められる速さを出すことができる。ノルウェーで2度のウィンター・ラリーを戦い、2度目のラリーでは優勝したからね」
「今年は雪だまりが大きいから、道幅が狭くなり、テクニカル面では難しいものになるだろう。僕たちのようなスカンジナビア出身ドライバーは、こういうコンディション下で多くの経験があるから、有利かもしれないね」
■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
「スウェーデンはお気に入りのラリーのひとつだ。そして、それほど昔のことには感じられないけど、もう10年も前にWRC初優勝を果たした思い出のラリーでもある」
「事前のテストでは特に低速でテクニカルなセクションでの走りの改善に注力し、前進することができたと思う。クルマは、昨年よりも確実に進化している。とは言え、今年はきっと昨年よりも厳しい戦いになるだろうし、チームメイトも非常に強力だ」
「コースには雪が多くウインターラリーらしい路面コンディションになりそうで、私にとっては願ってもない状況だよ。きっと素晴らしい挑戦になるだろうし、今年も優勝争いをする自信はあるよ」
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
「ヤリスWRCというクルマについてまだまだ学んでいる段階だけど、テストで雪道を走り、なぜヤリ-マティが昨年のラリー・スウェーデンで優勝したのか、その理由が徐々に分かってきた」
「今回のラリーに関しては、序盤はまず全体の流れを見ながら走る予定だよ。もちろん表彰台を目指して戦えるはずだと期待しているし、できれば優勝したいと思っている」
「今年は雪がコース上に多く降り積もっている可能性が高そうだけど、そうなると2番手という出走順は理想的とはいえない。もちろん、今後天気が変わる可能性はあるけどね」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
「前戦ラリー・モンテカルロの最終SSで総合4位の座を失い、その失望感を乗り越えるのに数日かかったが、最終的には前向きな気持ちになることができた。最終SSまではとても安定して走れていたからね」
「だから、スウェーデンに対しても同じような姿勢で臨む。事前のテストはうまくいき、2日間で400km程度を走りいいフィーリングを得られた。私たちのクルマはスウェーデンに合っていると思うけど、モンテカルロとは大きく異なるタイプのラリーだ」
「モンテカルロでは時に勇気を出してスピードを充分に落とさなければならない。しかし、スウェーデンでは違うアプローチが求めらる。昨年は出場していないから経験はやや不足気味だけど、雪道ではつねに心地よく走れるからラリー本番が楽しみだよ」