世界ラリークロス:グロンホルム率いるGRXがヒュンダイにスイッチ。オルスバーグも復帰
また、ラリークロス界の名門チームとして知られるオルスバーグMSEも、今季からWorldRX世界ラリークロス選手権に復帰参戦することを発表し、代表のアンドレアス・エリクソンの長男であるケビン・エリクソンと、WorldRXで優勝経験を持つ実力派、ロビン・ラーソンを起用する。
昨季は北米を中心に開催されているGRCグローバル・ラリークロスを舞台に、ホンダ・ワークスのホンダ・レッドブル・オルスバーグMSEとして参戦。3台のシビック・クーペ・タイプRを投入していたオルスバーグは、そのGRCのスーパーカー・クラス廃止と再構築に伴い撤退を決断。かつての主戦場であるWorldRXへの復帰を決めた。
2014年のWorldRXチャンピオンチームでもあるオルスバーグMSEは、新シーズンに臨むにあたり新たにフォード・フィエスタRS RXスーパーカーを製作。フロントラジエーター仕様のこのモデルをフランス・ロエアックのWorldRX公式テストに持ち込むと同時に、ラリークロス界に“インボード式サスペンション”を初導入したGRC仕様のホンダ・シビック・クーペ・タイプRも同時に運び込んでテストを行い、このノウハウを新型フィエスタにも適用したものとみられている。
昨季はMJPレーシング・チーム・オーストリアでWorldRXに参戦したケビン・エリクソンは、ファミリーチームへの復帰を喜ぶと同時に、この新型モデルのパフォーマンスを「侮るべきではない」と自信を見せた。
「何より、こうして家族の元で戦いを挑む決定ができてうれしい。もちろん、発表が遅れたことは事実だけど、僕らのマシンには革新的な機構が数多く搭載されている。それも実績のあるコンポーネントの組み合わせでね。僕はここにただ参戦しているだけではないことを証明できるはずだ」
このオルスバーグMSE製新型フォード・フィエスタRS RXスーパーカーは、公式テスト初日の段階で、GRCシビックの20周を上回る40周のラップを走破し、順調にマイレージを重ねている。
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