トヨタの不運はさらに続き、SS3ではラトバラの駆るヤリスWRCのサスペンションが岩に乗り上げた際に壊れ、この日の競技続行が不可能となった。しかし、チームはマシンを修復しラリー2規定の下、明日のデイ3から再出走を目指すとしている。
チームメイトが戦線離脱するなか孤軍奮闘したラッピは、午前中こそグリップ不足に悩まされたものの、日中のサービスでセットアップを変更したことでペースアップに成功。その後、ダンパーに軽度のトラブルが発生するも、着実にポジションを上げ最終的に総合5番手でラリー2日目を終えた。
「今日の結果は、ラリーが、そしてモータースポーツがいかに苛酷になり得るかを示すものだ。ある日は物事が非常にうまく進んだとしても、またある日は本当に厳しい状況に追い込まれてしまう」と語るのはTOYOTA GAZOO Racing WRTのトミ・マキネン代表。
「今日は、我々にとって良き日ではなかったが、それでもポジティブであり続けることが重要だ。オット(・タナク)は極めて順調に見え、とても力強く感じられていただけに、これまで経験したことがないほど大きな失望を感じている。でも、彼は次のサルディニアで必ずや活躍してくれるはずです」
「ヤリ-マティ(・ラトバラ)の件についても、皆とても残念に思っている。今回、彼は本当にミスなく走ろうとしていた。チームは明日、彼が再出走できるようにクルマを修復した。ヤリ-マティが明日、速さを見せてくれることを期待しているよ」
「エサペッカ(・ラッピ)は午前中少し苦戦していたようだが、午後には調子が上がっていった。午後のステージは誰にとっても非常に困難な路面コンディションとなったが、彼は荒れたステージでよく頑張ったと思う。明日の出走順は決して容易ではないが、いくらかのポイントを獲得するチャンスはあると考えている」
競技3日目となる19日(土)のデイ3は、サービスパークあるマトジニョスの東側に広がるカブレイラ山脈でSS10~SS15の計6SSが行われる。SS12と再走ステージであるSS15“アマランテ”は今ラリー最長、37.6kmのロングステージだ。6本のSSの合計距離は154.64km、1日の総走行距離は601.60kmに達する。



