■シトロエン・レーシング
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/総合6位
「この週末はスムーズに戦えたわけではなかった。金曜は雨のなか、かなり後方の出走順だったけど、トリッキーな路面コンディションに苦労した」
「そしてその後の2日間は路面が乾いていくなかで“掃除役”をやることになってしまった。ラリー・イタリア・サルディニアの路面はドライだと掃除役が大変なことで有名だよね」

「つまり出走順の早いドライバーは本当に不利になる。とはいうものの、このラリーについての自分の知識を磨くことができたよ。僕はすでにフィンランドへ視点を切り替えている」
●マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)/総合5位
「多くの場面で競争力のあるタイムを出したけれど、僕たちは順位を守らなければいけない状況にあることにすぐに気づいた。だから不要なリスクをとらないようにしたんだ」


「ドライビングの面でも技術的な面でも両方でそうしていた。たとえば、昨日の午後の走行で、2本のスペアタイヤを積んでいたこととかね。でもチームのために5位を獲得できてうれしいよ」
■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合7位
「昨日は残念な結果となってしまったが、再出走することができて本当によかったと思う。クルマのフィーリングはよく、タイヤをセーブしていたにも関わらずタイムも上々だった」

「運悪く最後のパワーステージではコーナーでエンジンをストールさせてしまったんだ。左コーナーに少し高い速度で入ったところ、轍が非常に深く失速したんだよ。今回は本当に表彰台に立ちたかったけど、ポジティブな気持ちで休暇をとり、次戦フィンランドで再挑戦する」
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合8位
「とてもタフな週末だったけど、多くを学んだ。なにが、どのような理由で起こったのかをきちんと理解し、今後同じ問題が起こらないようにする必要がある。全体的にクルマのフィーリングはよく、速さも充分にあった」
「我々に少し足りていなかったのは一貫性だけど、必ず克服できると思う。チームは依然成長過程にあるけど、急速に学習している。チームを信頼しているし、困難を乗り越えることで我々はより強くなれると信じている」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合3位
「今日は問題なくクルマをフィニッシュに導くことが、自分たちの仕事だった。私自身とチームの自信を高めるために、今回の結果はとても重要な意味がある。ポディウムフィニッシュに値する戦いをしたと、自分でも思う」
「今回より前にもチャンスはあったけど、自分のミスでその機会を失ってしまった。前戦ポルトガルと今回のサルディニアではミスなくラリーを戦うことができ、一貫性とパフォーマンスを両立できたから、このいい流れを次戦フィンランドにつなげたいと思う」