年齢的な制限から、オリバーはラトビアの国内ライセンスを使ってラリークロスやラリーの競技参加を続けているが、今季終盤には南アフリカで開催されるモンスターエナジー主催のジムカーナ・グリッドにも参加予定であり、同じシトロエンDS3 RXスーパーカーを使用して同時期11月末開催のWorldRX第12戦キラーニーにもエントリーできる可能性がある。

「面白い考えだし、世界を一周して世界選手権に出場するために、少しだけ早く船積みができないか聞いてみたんだ」とオリバー。

「(オルスバーグMSEの)オリバー・エリクソンはまさに昨年同じプランでイベント参加をしていて、彼は本当にうまくやり遂げているんだ。僕らは今季同じラリーXノルディックのフィールドで戦っていて、この(WorldRX)挑戦は良い腕試しになると思う。グラベル路面も多いし、僕のマシンには最適なトラックだと思うよ」

 先のライセンスと年齢のハードルにより、現状は国際的なラリーへの参戦を制限されているオリバーだが、2019年のEuroRXフル参戦が将来の本格的ラリー挑戦に向けたプラクティスになると考えている。

「僕のドライビングにおける一貫性と平常心、そしてスピードと経験を積むのに最適だと思っているんだ。ラリーのための練習なんだから楽しいに決まっているよ」

 また、8月第1週にカナダのトロワ-リビエールで開催されるWorldRX併催イベント、ARXアメリカン・ラリークロスの第3戦には、元F1ワールドチャンピオンのジャック・ビルヌーブが復帰参戦することもアナウンスされた。

 2014年のポルトガル・モンタリグレでWorldRXデビューを果たし、同年の地元カナダ・ラウンドにもエントリーしたビルヌーブは、今回スバル・ラリーチームUSAと契約。クリス・アトキンソン、パトリック・サンデルとともにスバルWRX STIをドライブすることとなった。

「トロワ-リビエールは僕の家のようなものだし、もう一度楽しむためにカムバックできてうれしいよ。ラリークロスは僕が初めて参戦したころに比べても飛躍的に成長を続けているし、そこに参加できるのはとても光栄だ。スバルのために全力でドライブするよ」

久しぶりのラリークロス参戦を表明したインディ500&F1チャンプのジャック・ビルヌーブ
2014年の初参戦時にはプジョー208RXスーパーカーのステアリングを握っている
8月のARX第3戦ではスバルWRX STIをドライブ。VW勢に対抗することとなる

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