チームの指揮を執るトミ・マキネンは「直近2戦の結果は素晴らしく、もちろんその好調を維持するのが今回の目標だ」と自信を覗かせる。
「しかしトルコはすべてのチームにとって初めてのラリーであり、知らないことが多くある」
「私は初めてトルコでWRCが開催された2003年の大会に出場したが、コンディションは非常に厳しく、路面はかなり荒れていたことを覚えているよ。ただし今回は違うエリアでの開催となるため、一体どのようなコースなのか正確には分かない」
「我々はできる限りの準備をしてきたし、先週はポルトガル南部で成功裏にテストを終えた。我々がラリーで直面するであろう状況、特に高い気温に対する備えができたのではないかと思っているよ」
2連勝を飾り好調を維持しているタナクは「直近2戦のいい結果にはもちろん満足しているけど、それでも依然1戦、1戦が勝負だ」と述べている。
「ラリー・トルコに対するノウハウはあまりないため、どのようなラリーになるのか予想できない。荒れた路面での戦いになるだろうと言われているけど、実際どうなのかはレッキをすれば分かるだろう」
また、ヤリ-マティ・ラトバラは「完全に新しいWRCイベントに向けた準備は数年ぶりだ。新たにペースノートを作ったり、コースの特徴に対する知識が充分ではなかったり、同じステージを2度目に走る時に路面がどう変化するのかなど、未知なることばかりだ」とコメント。
若手のエサペッカ・ラッピも「今のところ、早い出走順でルーズグラベルで覆われた路面を走るのがあまり得意ではないから、それを改善したいと思う」と意気込みを語っている。