ディーラーメカニックコメント「今回の経験は普段の作業にも活かせそうです」
担当車両:SYMS TEIN DL WRX STI
駒形 允(こまがた・まこと) 30歳
新潟スバル株式会社 六日町支店 メカニック
サービス歴8年目
同じ会社の先輩が、ディーラーメカニックとしてラリーやニュルブルクリンク24時間レースに参加したことがあり、色々な話を聞くうちに興味がわいたと言う駒形。「その後、今回の募集の話を聞いて、是非参加したいと思い応募しました。ラリーは動画などでよく見ていたんですが、サービスで実際に何が行われているのか、実はまったく知りませんでした。ですから、実際に参加してみるまでは本当に不安でした(笑)。でも、チームスタッフは皆さん本当に親切で、色々と教えてもらいましたし、楽しく作業を行うことができたと思います」
デイ2では鎌田がクラッシュを喫し、ダメージを負った状態でサービスに帰ってくることに。「左フロントを破損した状態で、マシンがサービスに戻ってきましたが、プロのラリーメカニックはしっかりと時間内に直して、ステージに送り出していました。私は別のセクションを担当していたのですが、見ているだけですごく勉強になりました。順位が落ちてしまったのは残念ですが、貴重な作業に立ち会えたと思います」と、その様子を振り返ります。
今回ラリーの現場で作業に携わったことで、発見したことなどを聞くと、「普段の作業でも時間を意識しているつもりですが、限られた時間内での作業は本当に緊張しました。今回、パーツ交換などにおいて、これまで気づいていなかった効率的な方法を見せていただき、全体の作業スピードを上げるための工夫が至るところにあるんだと驚きました」とのこと。
さらに、「今回経験した整備にアレンジを加えることは、普段の仕事でも活かせそうだと思っています。もちろんマニュアルを守りつつ、時間を短縮することで、お客様にも満足して頂けるはずです。またチャンスがあれば、ぜひラリーに参加してみたいです。ニュルブルクリンクにも行ってみたいですね」と普段の業務への展開など、得るものの多い体験であったと振り返りました。
次戦は9月23日(金)〜25日(日)に開催される第7戦「RALLY HOKKAIDO」(北海道帯広市)です。シリーズ最長のSS距離を誇るグラベル(非舗装路)ラリーで、2015年大会ではSUBARU WRX STIの新井敏弘/田中直哉が2位を獲得しています。次戦もSUBARU勢の活躍にご期待ください。